恋する僕らのひみつ。




「朝霧くん、部活中にケンカはダメだよ?」



来瞳先輩は、俺の隣に膝を抱えて座った。



二階堂にジュースを買いに行かせたのは、ケンカを止めるためか。



「ふたりともレギュラーなのに試合に出られなくなっちゃったら困るでしょ?」



「……わかってます」



俺が無愛想に返事をすると、来瞳先輩は俺を見てニコッと微笑む。



「前から思ってたけど、朝霧くんて理央にだけ敬語使わないよね」



俺が黙ったままでいると、横から来瞳先輩が俺の顔をのぞきこんだ。



「朝霧くん?」



来瞳先輩は吹きだして笑う。



「ふふっ。そんなに理央のこと嫌い?」



「はい」



大嫌いだけど何か?



「どぉして?彼女の元カレだから?」