恋する僕らのひみつ。


「絶好調だな、朝霧。結雨と付き合い出したおかげか?」



……ムカつく。嫌味かよ。



「別に結雨は関係な……」



そう言いかけたとき、結雨の言葉が一瞬頭をよぎる。



“ベタボレな彼氏役、よろしくねっ”



……ベタボレ。



はい、俺は結雨にベタボレ。ベタボレなニセ彼氏。



心の中で言い聞かせる。



アホくせぇけど、仕方ない。



結雨と約束したからな。



それに毎日のマッサージもかかってる。



「……結雨も応援してくれてるし、試合でも練習でも誰にも負けたくないんで」



そう冷たく言い放つと、二階堂は笑いながら言った。



「朝霧ってさ、ホント生意気だよな~」



二階堂は、俺の肩に手を置いた。



「でも俺、朝霧のそういうとこ嫌いじゃないよ?」



「……は?」



俺はおまえのこと大嫌いだけど?