恋する僕らのひみつ。




「いや、だから外そうとした時に……」



「なに普通にもらってんだよ。バカだろ」



「ちがうってば。先輩が勝手につけたの」



湊はあきれたようにため息をつく。



「おまえ、ホントに復讐する気あんの?」



「あるよぉ」



あたしは手首のブレスレットを見つめる。



「でも先輩……あたしが湊と付き合ってても別に平気っぽかったよね?それどころか、前から湊とあたしの関係疑ってたみたいだし」



あたしはうつむき、口を尖らせてつぶやく。



「ちょっとくらい妬いてくれてもいいのに」



「心ん中では、妬いてるかもしんねーじゃん」



顔を上げたあたしは、湊の顔を見つめて肩を落とす。



「そうだといいけどさ……」



そのとき、湊の視線が、あたしの後方へとうつる。



「どしたの?湊……」



あたしも後ろに振り向こうとした瞬間、湊はあたしの体を抱き締めた。