恋する僕らのひみつ。





――――――……



なんだか頬のあたりが温かくて、心地いい。



ぼんやりと目を開け、あたしはいつのまにか寝てしまっていたことに気づく。



頭がボーッとする。



湊の肩にもたれて泣いて、それで……そのあと、どうしたんだっけ?



横向きになって寝ていたあたしは、上向きに体勢を動かした。



「……えっ!?」



上を向いた瞬間、そこには湊の顔。



驚いたあたしは、勢いよく飛び起きた。



ベッドの上であぐらをかいている湊は、手に持っていたマンガを閉じてベッドの上に置いた。



「え、ちょ、ちょっと待って……。あたし、湊にヒザ枕してもらって寝てたの?」



「おまえのせいで、俺の足がシビれただろーが」



目を細めた湊は、あたしを冷たく睨む。



湊は手をグーにして、シビれた足を叩きながら呟いた。



「……泣き疲れて寝るとか、おまえ赤ん坊と一緒だな」



「ご、ごめん……」



湊の肩に寄りかかって泣いて……それで泣き疲れて寝ちゃったあたしは、



そのまま湊の太ももの上に倒れ込んだのか。



「起こしてくれればよかったのに……」



「優しいから、俺」



「はいはい」



自分で言うとか、どんだけなのよ?