恋する僕らのひみつ。



「雑誌で見たやつ、思い出せるだけ言ったけど……」



「いまのところ全部あてはまってたね」



あたしは、ため息をともに肩をガクッと落とす。



「も、もちろん、全員があてはまるわけじゃないと思うよ?だって雑誌のアンケートだしさっ」



「もっと早く知りたかったな。今後の参考になったよ。ありがと、奈乃」



いま思えば……。



あたしと一緒にいるときに先輩のケータイが鳴っても、一度もあたしの前で出なかった。



浮気相手からの連絡だったから、あたしの前で出なかったのかも。



怪しいと疑えば、いろんなことが怪しかったと思えてくる。



二階堂先輩は、あたしに浮気がバレなかったら、



いまも女子バスケ部の先輩と、ヒミツの関係を続けていたに違いない。



それとも、まだ関係は続いてるのかな……。



「結雨ちゃんの話だと、二階堂先輩と別れたのは浮気が原因だよね?どうして湊くんと付き合うことになったの?」



「え?あぁ……えーと」



たとえ奈乃でも、復讐のことまでは話せない。



浮気されてつらいから復讐したいなんて、重たい女だって知られたくない。



幼なじみに彼氏のフリを頼むなんて、絶対に理解してもらえない。



これだけは、この先も。



あたしと湊のふたりだけのヒミツ。