恋する僕らのひみつ。




「なに手つないでんの?おまえら付き合いだしたの?」



驚いた様子で目を丸くしている快は、あたしたちの顔を交互に見た。



「あー、えっと。そ、そぉなのぉ~。あたしたち付き合ったんだよねぇ~えへへ」



笑いながらあたしが言うと、湊はあたしの耳元に顔を近づけて小声で言った。



「おまえ下手くそか」



やっぱりヘタだったかしら……あはは……。



初っ端まさか快に見つかると思わなくて、言うセリフとか心の準備も全くできてなかった。



「マジかよぉ~。おまえら毎日ケンカばっかのくせに、いつどこでそうなったわけ?」



よかった……。



どうやら快は、この状況を疑っていないみたい。



「まぁ、いろいろと……ねぇ?湊」



あたしが少し動揺しながらも笑顔で湊の顔を見ると、



湊は「あぁ」と普段と変わらない様子でうなずいた。



このヒミツの関係がバレやしないかと、あたしの心臓はバクバクだって言うのに。



湊は全然いつもと変わらないし。



さすが湊だわ。



「いろいろと何があったわけ~?」



あたしたちに顔を近づけて、ニヤニヤしている快。



「校内1カップル誕生じゃーん!うぇい、うぇーいっ」



大きな声で叫んだ快は、湊とあたしの肩をガシッと強く抱く。



あのぉ……校内1カップルって、なんですか?



「そんなとこで立ち止まって、どーしたんだ?」