恋する僕らのひみつ。



湊は思いっきりあたしを睨みつける。



「ウソウソウソ……湊ちゃんてばぁ。怒らないでよぉ」



湊に機嫌を損ねられたら、この復讐計画は終わりだ。



「それで、どーやってアイツに俺たちが付き合ってること伝えんの?」



「そこなんだよね~問題は。あたしからわざわざ二階堂先輩に言いに行くのもおかしいでしょ?」



「あきらかに自分強がってますって感じだもんな」



実際強がってるんだけどさ。



あたしは歩きながらため息をつく。



「俺がアイツに直接言ってもいいけど?」



「“先輩の女は俺が奪いました”って?湊にそこまでしてもらうの悪いよ。部活中ヘンな空気流れちゃうじゃん」



「どーせもう巻き込まれてるし」



「ごめんなしゃい」



あたしが口を尖らせて謝ると、湊はフッと笑いをこぼす。



ただでさえ、二階堂先輩と湊は仲悪いのに。



てか、湊が一方的に嫌ってるだけっぽいけど。



それでも最初からそんな戦闘モードでいったら、部活に支障が出るんじゃ……?



湊に彼氏のフリはお願いしたけど、湊にはできるだけ迷惑かけたくない。



「なんか……もっと自然に、二階堂先輩に伝わる方法ないかなぁ?」