恋する僕らのひみつ。



「……もちろんだよ」



「いま、少し間があったよな?」



「振るに決まってるじゃんっ」



それで、この恋を完全に終わりにする。



こんなバカみたいな方法しか思いつかないあたしだけど、



いまはその気持ちだけが、あたしを動かしてる。



「あんなやつ、復讐する価値もねぇのに」



頭ではわかってるよ。



こんな復讐なんて、バカげてるって。



でも心がついていかない。



本当に嫌いになったんだったら……きっと、こんなことしない。



浮気されたのに、いまもまだ好き。



でも好きだからって、許すこともできない。



こんなふうにして、自分の気持ちを抑えこむことしかできないんだ。



「頑張らないとっ!今日から顔パックして、ネイルして……」



湊がジッとあたしの顔を見つめる。



「おまえは見た目よりも、まず内面を磨け」



「ねぇ、内面磨けとか……湊にだけは絶対言われたくないんだけど」