恋する僕らのひみつ。



壇上の真ん中に並んで立たされた湊とあたしは、



司会の人から、

“校内1のイケメン”、“校内1の美少女”

と書かれた謎のたすきを、それぞれ肩から斜めにかけられた。



そして、さらに謎の王冠とティアラを頭に乗せられた。



なにこの恥ずかしい仕打ちは……。



なんで文化祭の最後に、こんな恥ずかしい目に遭わなきゃならないんだろう。



ホントやだ。いますぐ逃げ出したい。



『みなさーん!ここに見事1位を取ったふたりが来てくれましたよー!』



司会の先輩が盛り上げる中、体育館にいる生徒たちも、いっそう騒ぎ始める。



穴があったら入りたいとは、こういうことを言うんだと。



このとき痛いほど感じた。



恥ずかしいから、ホントやめて欲しい。



1分1秒でも早く、終わらせてください。



この意味不明なイベントを。