「……は?」
「付き合って」
「はぁ?」
「だから、付き合ってって」
「……おまえ、とうとう頭イカれたか」
「付き合ってください」
あたしは湊に深々と頭を下げる。
「病院いくか?夜中だけど」
あたしは顔を上げて、湊の瞳をまっすぐ見つめる。
「復讐したいの……二階堂先輩に。絶対に復讐したい……」
「こわいこわいこわいこわい怖い……」
「そんなに引かないでよ」
「引くだろ」
ボソッとつぶやいた湊の言葉に、あたしは大きくため息をついて肩を落とす。
「だって……このまま終わりにするなんて悔しいんだもん」
あたしは口を尖らせてうつむいた。
「悔しいって……そういう問題かよ?」
「先輩を後悔させて、見返してやりたいの。復讐したいのっ」
あたしの言葉を聞いて、湊は呆れた様子で言った。
「復讐なんて、なんの意味があんだよ。アホ」


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
