恋する僕らのひみつ。



いま思えば、



二階堂先輩は、こういうひとつひとつの行動のすべてが上手だった。



でもそれは、あたしだけじゃなくて、他の女の子にもしてたから?



女の子に優しくすることに慣れていたから?



あたしにだけ優しかったわけじゃなかったんだ。



また涙がこみあげてくる。



「浮気なんてするやつはな、最低だかんな。クズだよ、クズっ。クソでも食ってろっつーんだよ」



湊が……すっごく毒吐いてる。



ただでさえ口の悪い湊なのに、いつも以上の口の悪さを発揮してる。



「湊……そこまで言わなくても……」



「あ?」



もしかして、湊の傷口に触れてしまったかしら。



いくら悪魔の湊といえども、さすがに傷ついてるあたしには優しかった。