恋する僕らのひみつ。




あたしを慰めるかのように、



湊は、その大きな手で、あたしの頭をポンポンと叩いている。



なんだろう……。



ヘンな気分。



だって……

湊にこんなことされたの、生まれて初めてだから……。



いつも冷たくて

時々、悪魔に見えるあの湊が、



あたしを慰めようとしてくれるなんて……。



でも、頭を叩く力がちょっと強い。



ポンポンというより、ガシガシって感じだった。



だけど、そういうところも湊らしいなって思った。



「こういうとき、普通はもっと優しくポンポンするのっ!」



あたしが湊の顔を見つめて言うと、湊はプイッと顔をそらした。



「うっせぇーよ」



少し恥ずかしがってる様子の湊が、なんだか微笑ましかった。



「なに笑ってんだよ。泣いてんじゃなかったのかよ?」



湊は思い切りあたしの頬をつねった。



「痛いよぉ」