恋する僕らのひみつ。




「あのさぁ、なんであたしが早退したのかって、気にならないの?」



「メール無視したのは、おまえだろ?」



そんな冷たい言い方しなくてもいいじゃん。



さっきはメール返す気力さえ、なかったんだもん。



「じゃあ何で食欲ないの?とか、何かあったのか?とか、それさえも聞いてくれないわけ?」



「……聞いてほしいんなら聞くけど」



湊は前で腕を組み、部屋の壁にもたれかかる。



あたしは湊から視線を逸らした。



「……もういい」



湊に慰めてもらおうと、ほんの一瞬でも期待したあたしがバカでした。



この悪魔に何を期待してんだ、あたしは。



「そんで飯どーすんの?食わねぇなら俺が……」



「食べますよぉーだっ」



あたしはベッドから降りて、湊をにらみつけながら部屋を出ていく。



「……俺、なんもしてねぇだろーが」