恋する僕らのひみつ。


あたしの目に飛び込んできた光景。



ベッドの上に座っているふたりは、抱き合ってキスをしていた。



ウソ……でしょ……?

こんなの……。



ねぇ、なんで……?



キスをしながら、ふたりはベッドの上に倒れこむ。



――ギシッ。



ベッドがきしむ音。



嫌……やめて……。



「……っ」



あたしは震える手でカーテンを掴み、勢いよくカーテンを開けた。



――シャッ。



驚いた様子のふたりは、こっちを見る。



「ゆ、結雨……」



焦ったような二階堂先輩の表情。



先輩は慌てて女の子から離れて起き上がった。



相手の女の子は、制服が乱れている。



名前は知らないけど顔は見たことある。女子バスケ部の先輩だった。



「二階堂先輩……どぉして……?」



声も唇も震えていた。



涙が溢れてきて、あたしはその場を立ち去る。



「結雨っ」



後ろから聞こえた二階堂先輩の声を無視して、あたしは保健室を出ていった。