恋する僕らのひみつ。




――――――……



その日の昼休み。



あたしは1階にある自動販売機で缶ジュースを買って教室に戻ろうとすると、



廊下の向こうに二階堂先輩の後ろ姿を見つける。



「せ……っ」



大きな声で先輩を呼び止めようとしたけど、先輩はケータイを耳にあてて誰かと電話をしている様に見えた。



あたしは声をかけるのをやめて、先輩のあとを追いかけていく。



先輩が向かっている先は、どうやら廊下の突きあたりにある保健室。



保健室の前に着くと、先輩はケータイを耳から離して制服のポケットにしまった。



保健室の扉を開けて、中に入っていく先輩。



……もしかして、どこか具合でも悪いのかな?



心配になったあたしは、後を追って保健室へと向かう。