恋する僕らのひみつ。



布団の上に倒れ込んだあたしの目の前には、湊の顔。



ぼんやりと瞳を開ける湊。



「……え?……結雨?」



「やっと起きたわけ?よくもあたしのこと倒してくれたわね」



「……いや、クマに襲われそうになったから倒した」



「ねぇ、夢と現実ごちゃまぜになってるから」



あたしをクマだと思って倒したんかい。



どんな夢見てんのよ。



そんなことよりも……。



布団に横になったままのあたしは、目の前の湊を睨みつける。



「早く、その手をどけなさいよ」



「あ?」



「どこ触ってんのよ?」



湊の左手が、あたしの胸の上にあるんですけども。



「あ……倒したクマの腹押さえつけたつもりだった。わりぃ」



おい、コラ。



いろいろと失礼だから。