そこには、


”大事だったのに死んでしまった

家族、友人、恋人…

もう一度会いたい、そう思ったことはありませんか?
あの人ともう一度会うためのおまじないを紹介します。”


「そんな都合の良いおまじないあるのかよ…。でも…」


やってみたい、そう心が叫んでいた。
どんなことでもいいから希望がほしかったんだ。


「意外と簡単だな」


そのおまじないは夜の21時に
会いたい人の名前を書いた紙の上に思い出の品を置き、

「天をつかさどる神よ、どうか○○と会わせてください」

と唱えるものだった。
成功するかは本人の気持ち次第らしい。

唱える言葉はちょっとくさいし、いつもならはねのける所だが、


「やってみる価値はありそうだな」


自然とそう思えたんだ。