嘘と本音と建前と。

痛々しいからだ。


大人しく部屋から出ていった楓はリビングにいた。


母と話し込んでいるようだった。


この分だと今日は購買に行くことになりそうだ。


案の定、久しぶりの購買は人でごった返していた。


こんなことになるなら行きしなのコンビニで買えばよかったと後悔する。


売れ筋の悪いメロンパンとあんパンを数ある中から選び、さっさと

購買から離れた。


自動販売機の前にはビックサウンド先輩と缶コーヒー先輩が今日飲む

物を選んでいる最中だった。


炭酸には目もくれずずっとふたりで下の段ばかり見ている。


司は迷うことなく紙パックの自動販売機の前に立ち、甘めのコーヒーを

チョイスした。


隣の先輩達も決めたのかボタンを押した。


「先輩、奢ってください。」