嘘と本音と建前と。

硬めのプラスチックの音が鳴った。


図書室を閉める時間になったが空知のペースは恐ろしく遅くこのままでは

範囲が終わる前にテストがきてしまう。


「空知と僕は残るけど染谷さんはどうする。」


司はリュックを背負い、簡単に荷物をまとめ手に持った。


「じゃあもう少しお願いします。」


香織はブレザーを手に持ち立ち上がった。


司の教室は誰かが窓を開けっ放しにしていたせいですっかり

冷え込んでいた。


窓の外の暗さと外気の冷たさでよりいっそう寒く感じる。


誰かがこの状態で教室をでたことを田中が知ったら窓を破壊する勢いで

しめるだろう。


司はそっと窓をしめた。


空知の机周辺で再び勉強会がスタートした。


7時になり見回りの警備員のような役割をしている先生に声をかけられた。