嘘と本音と建前と。

部活がみっちりあるせいでなかなか教えることができないのも事実だが

数学と英語が笑える程できない空知は特別措置をとってもいいのではと

思う。


空知と図書室で香織とよく話す席に座った。


そのうち香織も来るだろう。


約束をしている訳では無いがほぼ毎日放課後この場所で

会うことが日課になっている。


「そわそわしてるみたいだけど勉強が優先だからね。」


司が空知に水を指す。


黙って何度も頷いている空知だが耳が真っ赤に染まっていた。


しばらくするとバタバタとしながら香織が席についた。


「よろしくお願いします。」


そう言いながらスクールバックからノートやら問題集やらを出す。


「範囲ってわかる?」


香織の教科書をめくる。