次の日の放課後。
いつものように屋上にいた。
一日中風香ちゃんの事を考えていた。
下に広がるグランドでは、野球部が練習の
準備をしていたり、陸上部が外周を走ったり
ストレッチをしている。
いつもと変わらない風景が広がっている。
「あー、タバコ吸いてー。」
柵にもたれて、下にいる生徒たちをぼんやり
目で追っていたら、いつの間にか隣りに
まりちゃんが来ていた。
「タバコはだめでしょー。」
「だよなー。」
まりちゃんはいつもと変わらない。
それだけの事なのに、とっても安心する。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…