Returns *リターンズ*


あー、落ち着かない、落ち着かない。



あっちを見ても、

こっちを見ても、

学ラン姿の男子たち。



こんな時は屋上だ!!



昼休みを待って、

コソコソ1人で屋上に向かった。



学ラン姿にドギマギしたり萌えてるなんて、

本当に私、おばさんだわ。



がっくりしながら

屋上の手すりにもたれかかる。



…………………

……………


おっといかん。

もたれながら半分寝ちゃってた。


目を開けるとそこには───、



「うわぁ〜っっ!!」

「こんな不安定な場所でよく寝れるな。」



私の顔を覗き込むまりちゃんの姿があった。



「ちょっとぉ、脅かさないでくれる?」

「足が何度もガクってなって、
見てて面白かった。」



そんなみっともない姿を見られてたなんて…。



まりちゃんの学ランは、

まだ第2ボタンまであいたままだ。



「胸元あけるなんて、色気出してるつもり?」

「…色気ね。分けてほしいのか?」



むっか───っっ!!



痛いところをつかれて、

むかつく事しかできない。