「藤倉、お前研修帰りだったよな。」
えっ!?私の事知ってんの!?
しかも…
「…研修って…、なんで知ってんの?
どういう事?」
「俺西川。一緒に研修受けてた。分かるか?」
研修ったって、
私の目の前にいるのはどうみても学生。
ここまで若い子はいなかったハズ。
どういう事?
「藤倉、研修の帰り道にすんげー負のオーラ
出して歩いてた。全然前見ていなかったから」
そして、赤信号に気づかず車が来ている所を
歩き出して、轢かれそうになったと。
そして、後ろにいた彼が助けようと
腕を引っ張り、そのまま記憶を失い…。
「で、気付いたら自分のベットで寝てたの!?
うそ!?私と同じ!!」
でもって気付いたら、自分が高校生の姿に
なっていたと…。
まさか…、私と同じ経験をして
ここに来た人がいるなんて。
