「えっ、まりって。
西川君、まりっていう名前なの?」
お母さんが素っ頓狂な声をあげた。
いや、『まり』ではないんだけどね。
「そうなの〜。じゃあはるがうわ言のように
『まりちゃん』てつぶやいていたのは、
西川君の事だったのね〜。あら〜そう〜。」
お母さんニヤニヤしすぎ!!
って私、まりちゃんの名前呼んでたの?
「なるがね、はるが女の名前呼んでるって。
はるに男がいるわけないから、女友達の名前
呼んでるんだろうって。なる〜、推理違ってた
わね〜。」
機関銃のようにまくし立てるお母さんの後ろに
ムスッとした顔のなるが立っていた。
