何不自由なく過ごしてきた


家柄だって


頭だって


富だって


美だって


すべて皆が羨ましく思うほど


持っている


何一つこの生活に不満はない


そう


思ってた


でも


あの日


初めて分かった


大切なものがないって


大切なものは手には入らないって


気づくの、遅すぎたね


あんなに側にあったのに


なんでだろう


なんでもっと速く気付かなかったんだろう