放課後
帰りはまた綾奈と一緒に帰る
いつも綾奈のクラスの方が早く終わるのでササッと学校を出る
「じゃーね!侑李!」
「バイバーイ」
クラスメイトと別れの挨拶を交わして玄関へ向かう
下駄箱の蓋を開け、上靴をしまおうとした時
カサッ
「ん?なにこれ?」
上靴を入れる棚に紙切れが入っていた
うちの高校は蓋付きの下駄箱なので、色恋なんかをしてる奴らが手紙を入れるとき以外は人の下駄箱なんて開けたりしない
ましてや私は告られたことなんて一度もない
されたくないしね
気持ち悪い
ゴミだから直ぐに捨てようと思った
が、よく見るとなにか書いてある
「…夢?」
そこには汚い字で「夢」とだけ書いてあった
「は?意味わかんねー」
でもこんな紙切れが下駄箱に入ってることなんてそうそうない
もしかしたらなにか良いことあるかも
そう思って鞄にその紙をしまった
「あ、やべ。綾奈」
今度こそ待たせたら怒られちゃう
ダッシュで正門へ向かった
帰りはまた綾奈と一緒に帰る
いつも綾奈のクラスの方が早く終わるのでササッと学校を出る
「じゃーね!侑李!」
「バイバーイ」
クラスメイトと別れの挨拶を交わして玄関へ向かう
下駄箱の蓋を開け、上靴をしまおうとした時
カサッ
「ん?なにこれ?」
上靴を入れる棚に紙切れが入っていた
うちの高校は蓋付きの下駄箱なので、色恋なんかをしてる奴らが手紙を入れるとき以外は人の下駄箱なんて開けたりしない
ましてや私は告られたことなんて一度もない
されたくないしね
気持ち悪い
ゴミだから直ぐに捨てようと思った
が、よく見るとなにか書いてある
「…夢?」
そこには汚い字で「夢」とだけ書いてあった
「は?意味わかんねー」
でもこんな紙切れが下駄箱に入ってることなんてそうそうない
もしかしたらなにか良いことあるかも
そう思って鞄にその紙をしまった
「あ、やべ。綾奈」
今度こそ待たせたら怒られちゃう
ダッシュで正門へ向かった
