空想愛夢~少女の人生は~

明日の準備のために二階へ上がる

今日教科書授業がオール教科だったんだけど

酷くない?

鞄重いし


ガチャ

ドサッ

「ふぉあああああ!!!」

いつも部屋に入ってからやる事

鞄を投げ捨てて謎の言葉を発しながらベッドに飛び込む

傍から見たら本当に気持ち悪いと思う

だけどこれやらないとなんか嫌なんだよね

「ふぅー…よしっ」

ちょっと休憩してから準備にとりかかる

鞄を机にのせようと思った時机の上を見ると紙くずが置いてあった

私はこれでも綺麗好き

机の上に何か残して出かけるようなことはしない

気になるから

「奏!!机使ってもいいけどゴミ捨ててよ!」

「は?俺姉さんの部屋入ってねぇし!!」

「嘘つくなよー」

ブツブツ言いながら紙を捨てる

…いや、待て

さっきの下駄箱のもあったし、これも何かあるかも。というか誰かが私にサプライズをしているのでは!?

というようなバカな事を思いついた

そこで紙を広げて見てみる

「…何だよ、何も書いてないわ」

ポイッとゴミ箱に捨てた

「侑李ー!ご飯できたよー」

「あ、はいはい食べるー!」

親子丼は暖かくないと美味しくないからね

ダダダダっと階段を駆け下りた

ちょっと転けそうになった事は内緒ね?