キミに捧ぐ愛



ドクンドクンと胸が鳴る。


待ってよ。


海里が色んな子と浮気してる……?


なに、それ。



「夏休みに入ってから長町君と会った?」



そう聞かれて小さく首を振る。


海里とはかれこれ2週間くらい会ってない。



「実はね……亜子もなの。夏休みに入ってから太陽からの連絡が一気に減って……全然会ってないの」



「え……でも」



幸せそうに太陽君とのことを話してたじゃん。


愛されて、大切にされて羨ましいなって思ったんだよ?



「亜子がかなり押して無理やり付き合ったようなもんだから……もう嫌われちゃったのかも。最近、朝帰りも多いし」



そう言って泣く亜子ちゃんを、あたしは見ていられなかった。



「ごめんね、付き合わせて。長町君のこと……結愛ちゃんに言おうか迷ったんだけど」



「隠してるのもツラかった」って、亜子ちゃんは涙ながらに話してくれた。