キミに捧ぐ愛



8月初旬に入り、暑さもますますピークを迎えた。


あれからなぜか、毎日のように亜子ちゃんと遊んでいる。


一度会ってから毎日LINEでやり取りするようになり、部活もバイトもしてないあたしたちには時間がたっぷりあったから、お互いにいいヒマ潰しだったんだと思う。



亜子ちゃんはいつも、あたしに「どこ行く?」とは聞いて来ない。


今日はここに行きたい!と一方的に決めてしまい、強引に連れ回されてばかり。


ボーリングだったり、カラオケだったり、プリクラを撮ったり、亜子ちゃんの家だったり。


亜子ちゃんと一緒にいると、海里のことを考える時間が減って楽だった。



「今日はちょっと遠出してみようよ!電車に乗って、遠くまで行くの」



「遠くまで?」



「そう!亜子、前から行ってみたかったところがあってさ」



どこだろう?


そう思いながら聞いてみたけど、亜子ちゃんは可愛く笑うだけで教えてくれなかった。