「結愛ちゃーん、こっちこっちー!」
ゲーセンの前に着いた時、こっちに向かって大きく手を振る亜子ちゃんが見えた。
ピョンピョン飛び跳ねて、愛嬌たっぷりの笑みを浮かべている。
夏休みだからなのか、髪を染めてさらに可愛くなっている。
「急に連絡してごめんね?太陽にドタキャンされちゃってさー!」
プクッと頬を膨らませる姿までもが愛嬌たっぷりで可愛い。
亜子ちゃんはきっと、自分の感情にウソをつけない子なんだろうな。
天真爛漫で朗らかだし、一緒にいて飽きない。
「亜子、お腹減っちゃった。ご飯でも食べに行かない?」
「うん、いいよ」
「やったー!ハンバーグが食べたいから、この先にある洋食屋さんにしよっか」
そうと決めたら亜子ちゃんは早速歩き出した。
強引なところもあるけど、憎めないのはニコニコしてて可愛いから。



