キミに捧ぐ愛



水を買って自販機の前の長椅子に座り、ジャージのポケットからスマホを出した。


やっぱり……来てないよね。


そう思って何気なく開くと、予想に反して海里からの返信が。


だけど……。


え?



『早く別れて下さい』



その文字に目を見開いたまま固まった。


なに、これ。


海里が打ったの……?


今までの文面からしてそうは思えない。


それに、唐突にこんなことを言われる意味もわからない。


もしかして……これは。



なんでかな。


嫌なカンって、こんな時ほどよく当たるもんだ。


早く……別れて下さい。


頭の中で何度も何度も繰り返される。



あなたは……歩美?