受け取ったペットボトルをおでこに当てて目を閉じる。
そのおかげなのかはわからないけど、宿泊施設に着いた時にはずいぶん吐き気が治まっていた。
「結愛っちー、バス酔いしたんだって?」
「大丈夫なの?」
バスから降りて新鮮な空気を吸っていたところに、後ろから走って来たみっちとマイが声をかけてくれた。
2人とも心配そうにあたしを気遣ってくれる。
「う、うん。大丈夫だよ」
「ホントに?まだ青白い顔してるし、野外炊事はムリしなくていいからね」
みっちが不安そうに眉を下げる。
ハニーブラウンの髪をシュシュでひとつに結んでいて、今日はとてもスポーティーな感じだ。
「なんなら座っててもいいし、カレー作りはうちらに任せてよ」
マイが自分の胸をトンッと叩きながらニッコリ笑う。



