「…………」
海里は興味のない話は基本的にスルーする。
だから、ただ興味がないだけなのかと思ってた。
だって他に疑いようもない。
「海里と同じ高校の制服着てたけど1年生かな?」
「……さー。なんでんなこと気にするわけ?」
「あ、その子とぶつかっちゃって目が合ったの。そしたら、なんか泣きそうな顔し始めたから何となく気になって」
「…………」
海里はそれ以降何も言わなかった。
だからあたしも、特に気に留めることなくオレンジジュースに口を付けた。
海里はベッドに寝転んだまま何やらスマホをイジっていて、せっかく会ったっていうのにあたしには目もくれない。
……寂しいよ。
こんなに好きなのは、あたしだけ……?
海里も同じように好きでいてくれてるよね?



