キミに捧ぐ愛



キスプリが目に入って、カーッと頬が赤くなった。


さ、最悪だよ。


こんなのを人に見られちゃうなんて。


穴があったら埋まりたいレベル。



「え?なに、如月さんって彼氏いたの?」



プリクラを手にしたままフリーズしていると、背後から誰かが手元を覗き込んで来た。



ゆるふわパーマの柔らかそうな髪が、風になびいて頬に当たる。


思わずドキッとしてしまったのは、クリッとした大きな目がまっすぐにプリクラを見ていたから。



「み、見ないでよ……!」



「えー、いいじゃん。ケチー」



ヘラッと笑ったその顔はやっぱりどこか冷たくて、あたしに興味がなさそうなのにどうして絡んで来るのかがホントにわからない。