次の日もその次の日も、海里からの連絡はなかった。
寂しくて苦しくて胸が張り裂けそうな中、授業中もずっとスマホばかりが気になって仕方ない。
『今何してるの?』
そう聞きたいのに、返事が返って来ないことを考えたら送信ボタンを押す手が自然と止まっていた。
ため息を吐きながら机の中に忍ばせたスマホを見つめる。
海里はもう、あたしのことなんて好きじゃないのかも……。
そんなことが頭をよぎるたびに、涙が込み上げて胸が張り裂けそうになる。
浮気なんて……してないよね?
あたしだけだよね?
「如月さん。あなた、授業中にスマホばかり触ってどういうつもりなの?」
ハッとした時には遅かった。
先生が目の前にいて、鋭くあたしを見下ろしている。