予想だにしない答えに目を見開く。
空気が一気に凍り付いたような気がしてドキッとした。
鋭くあたしを睨み付ける海里の視線が痛い。
「そんなの……わかんないよ。でも、本気になったって言うなら別れる」
「遊びならいいってこと?」
「違うよ。よくないに決まってるじゃん」
何を言ってるの?
海里の言いたいことがわからないよ。
「結愛はどうなんだよ?色んな男と浮気してんじゃねーの?」
より鋭くなった目付きと低い声にヒヤッとさせられる。
どうしてこんなことを聞かれるのか、わけがわからなかった。
数時間前まではすごく幸せだったのに、思いもよらない出来事が起こって形成逆転。
疑われて、かなりショックだ。
「浮気なんか……してないよ」
「ウソつくなよ。中学ん時、俺と付き合ってる間も色んな男とウワサがあっただろーが」
「そうだけど。そんなの、でまかせに決まってるじゃん」
そう言ったあと、フッと鼻で笑われた。
「そんなの、信じられるわけねーだろ」
ーーズキン
胸が痛くて苦しくて。
たちまち涙が込み上げた。
バカなあたしは、今になってやっと海里の本音に気が付いた。



