キミに捧ぐ愛



絡ませたあたしの手を、ヒロトは自分の左胸に当てた。


制服越しにもはっきりとわかる心臓の鼓動は、ドクドクと速く激しく脈打っている。



「余裕なんかないよ。わかりにくいかもだけど、ちゃんとドキドキしてるから」



「う、うん……っ」



聞いたことにきちんと答えてくれて、あたしを納得させてくれるヒロトが大好き。



「俺、ユメといたら愛が何なのかわかるような気がする」



「え?な、なに言ってんの?」



またそんな恥ずかしいことをサラッと言って。



「教えてくれるんだろ?愛ってやつを」



「……う、うん」



ヒロトの前ではウソがつけない。


思ってることを言えちゃうんだ。