キミに捧ぐ愛



そんな風に思ってたの?



「あ、あたし……お母さんに愛されてないんだと思ってた」


あたしには笑ってくれなかったから。


ずっとずっと、寂しかった。


苦しかった。


認められたかったんだよ。



「そんなことないわ!血が繋がっていなくても、結愛ちゃんはお母さんの子よ。でも、そう思わせちゃったならごめんなさい。結愛ちゃんはしっかりしてるから、大丈夫だろうって勝手に安心してたの」



「あ、安心……?あたし、見離されてたんじゃなかったの?」



「な、何言ってるの。思春期を迎えて、どう接すればいいのかわからなくなって……気付くと溝が出来ちゃってただけよ。結愛ちゃんのこと、何もわかってなかったんだって反省したわ」



お母さんは泣きながらあたしの体を抱き締めた。


そして言葉を続ける。



「仲良しのお友達の名前もわからないなんて、本当にダメな母親よね。お父さんもね、私と結愛ちゃんの関係が良くなるようにって話すきっかけを作ってくれたんだけど……うまく話せなくて」



もしかして……。


パパがお母さんに伝言を頼んでたのは、あたしとお母さんに話すきっかけを作りたかったから?


「パパは、あたしと話すのが面倒だから……お母さんに押しつけてたんじゃなかったの?」