「……戸惑わせちゃってごめんね。きっと、どこかで調べたんだと思う。でも、もう2度と来ることはないから」
「そんなの、わかんないだろ」
広大がそう言った時、リビングのドアがガチャリと開いた。
現れたのはパパで、風大を抱いて2階から下りて来たようだった。
っていうか、いたんだ?
知らなかった。
「あいつは、俺が話をつけたからもう来ないだろう。広大は間違いなく俺の子だ」
広大の大きな目がさらに大きく見開かれる。
そして、みるみる内に涙で潤んでいった。
きっと苦しかったよね。
悲しかったよね。
だって……広大はパパのことが大好きだったもんね。
同じようにパパの目も潤んでいた。
それだけで、どれだけ広大を想っているかが伝わって来る。
「ごめん……俺、ホントにバカで。父さんも母さんも……ずっと、俺に優しくしてくれたのに」
「ごめん……」と言って、広大は泣き出した。



