キミに捧ぐ愛



しばらくして亜子ちゃんは泣き止んだ。


ケーキを食べに来たのにそんな雰囲気ではなくなってしまい、それと同時に食欲までなくなって結局1個食べたところでお店を出た。



「ごめんね、亜子から誘ったのに」



「ううん!会えただけでも、あたしは嬉しかったから」



それはホント。


お互いツラいことを共有したからなのか、亜子ちゃんのことは色んな意味で気になっていたんだ。



「ゆ、結愛ちゃん……っ!亜子、嬉しいっ!大好きだよ」



そう言いながら、腕にギュッと抱きついて来る亜子ちゃんを優しく抱き締める。


「あたしも、亜子ちゃん大好き」


「えへへ、ありがとう。また遊んでくれる?今度はお互いイケメンの彼氏を連れて、ダブルデートしようよ」


「うん、そうだね」


「約束だよ。ツラかった分、幸せになろうね」


うんと頷き、駅までの道のりを歩き出す。



駅の中に入ろうとしたところで、前から走って来た人とぶつかった。