キミに捧ぐ愛



「ううん、大好きだよ」



「やった!なら今日はたくさん食べようよ」



あたしの腕を取りながら、キャッキャと騒ぐ亜子ちゃん。


天真爛漫で無邪気で、あたしも亜子ちゃんみたいにもっと素直に思ってることを言えたらな。


そしたら、今よりもっとうまく生きれる気がするのに。



ケーキ屋さんは駅の近くにあり、最近のことを話しているとあっという間に着いてしまった。


最初は苦手だと思っていたけど、今では亜子ちゃんも心を許せる内の1人だ。


あれだけ簡単に信用しないって決めてたのに、人の気持ちって変わるんだね。


そんな心境の変化に自分でビックリした。



「そういえばね」



ケーキを食べている間、お互い触れないようにしていたけど一緒にいるとやっぱりそういう話になってしまう。


急に神妙な面持ちをした亜子ちゃんを見て、何を言おうとしているのかわかった気がした。



「最近……太陽と話したんだ」



そう言った亜子ちゃんの目が、だんだん涙目になっていくのを見て胸が締め付けられる。