キミに捧ぐ愛



整った顔が目の前に迫った時、熱のこもった瞳と視線が重なった。


ヒロトのまっすぐな視線が胸を射抜いて、ドキンドキンとうるさい。



「好きなの?あいつのこと」



手首をグッと掴まれ、下から顔を覗き込まれた。


うっ。


そんな目で見ないでよ。



それにさっきから、なにこれ。


なんでこんなにドキドキするの?


おかしいよ……あたし。


「好きだから、根掘り葉堀り聞くんだろ?」


「ち、ちが……っ」


「だったら……なんでだよ?」


「ど、どうしたの?ほんとに変だよ……」


掴まれたところがすごく熱い。


そこだけ火がついたみたいだよ。


ほんと……なに、これ。



耐えきれなくて目を伏せる。


すぐそばに感じるヒロトの体温に、尋常じゃないほどドキドキして。


緊張感が漂う中、ドキドキが聞こえていませんようにと祈るしかなかった。



「ごめん。俺……何やってんだ」