ヒロトのことは未だに何も知らないけど、今では気兼ねなく一緒にいることが出来る。
この関係を言葉で現すなら、友達とか親友というよりも『仲間』っていうのがピッタリ。
それ以上でも以下でもない関係。
すごく居心地が良くて安心する。
ずっと、こうやっていられたらいいのにな。
合鍵をもらってはいたけど、1人で行くのは何となく気が引けて使ったことはない。
1人で来るなって辰巳君にも言われてるから、行く時はヒロトに連絡して一緒に行っていた。
2人きりでも特に話したりすることはなく、ダラダラして時間を潰すだけの関係。
「辰巳君ってよくフラッと消えるよね。掴みどころがないっていうか、ミステリアスな感じがするんだけど」
ソファーにゴロンと横たわって、テレビ画面を見つめる。



