キミに捧ぐ愛



何が変わったのかと聞かれたら、それは多分あたしの中の気持ちなんだと思う。


みっちやマイといるのが楽しくて、1学期に比べると学校が楽しくなった。


先輩や同級生には未だにヒソヒソ言われるけど、みっちとマイには勘違いされたくなかったのでちゃんと説明したらわかってくれた。



わかってくれたことが嬉しくて泣いたら『泣き虫』って2人に笑われて。


でも、そのあとギュッと抱き締めてくれた。


全員にわかってもらえなくてもいい。


信じてもらえなくてもいい。


2人にわかってもらえただけで、それだけで満足だった。


たったそれだけで、世界に色が付いたみたいだった。



「おはよ」



ガタッと椅子が引かれ、隣に人が座った。


フンワリ優しいその声は、ついこの間の席替えで隣になったヒロトのもの。


一番後ろの窓際があたしで、その隣がヒロト。



「あ、おはよう」



ヒロトは今日も制服を着崩して、優しく笑っている。


隣の席になってからというもの、なんだかんだでよく絡まれる。