「宿題……今まで手に付かなかったから、明日からしようかな」



サラダのレタスをモソモソ食べながら返す。


夏休みに入ってから色んなことがありすぎて、正直宿題どころじゃなかった。


そろそろやらないと、夏休みが終わるまでに間に合いそうにない。



「マジ?じゃあ溜まり場でしてくんない?」



「え?なんで?」



「俺も竜太もやる気ゼロで、まったく進んでないから」



「要するに写させろってこと?」



「さすが学年5位だけあって察しがいいね」



「なんで長谷川君がそんなこと知ってんの?」



思わず目を見開く。


うちの学校はテストの結果が張り出されることはないから、自分で言わなきゃバレないはず。



「んー?如月さんが通知表開いてた時、たまたま見えたから」



「覗き見とか最低ー!」