キミに捧ぐ愛



羨ましいって、そういう意味なんでしょ?


誰かに『大丈夫だよ、好きになれるよ』って言って欲しかったんだよね?



「俺、人に執着しないし何も求めてないけど。如月さんに言われると、なんか素直に信じられる。なんでだろうな」



長谷川君はまた寂しそうに笑った。



「それはほら、アレだよ。あたしたちが似た者同士だからじゃない?」



「似た者同士?」



「同じ匂いがするって言ってたじゃん。そういうことだよ」



「まぁ、確かにね」



小さく笑う長谷川君。


「俺、如月さんのことちょっと誤解してたかも」


「誤解?」


「冷たそうに見えて、優しいんだな」


「なっ……」


そんなこと、初めて言われた。


だから妙に照れくさくて、思わず真っ赤になってしまった。


ギッと軋むソファーと、すぐ隣に感じる体温に思わずドキッとしてしまう。


さらには手首を掴まれて、肩がビクッと震えてしまった。



な、なに……?



「やっぱり」



長谷川君はあたしの手を無理やり開くと、呆れたような声を出した。