キミに捧ぐ愛



それから1週間ほどが経ったある日。


海里から連絡が来た。


LINEで今から会おうって送られて来て、ついに覚悟を決めなきゃいけないと思った。


きっと……振られる。


それがわかっていたし、浮気のことももう知らないフリをするのは限界だった。


今日会ってちゃんと確かめよう。


ちゃんと話そう。


逃げ続けていても苦しくなる一方で、きっとちゃんと聞かなきゃ気持ちにケリをつけることなんて出来ない。



そんなことを思ったらオシャレをするのも気が引けたけど、最後くらい着飾ってバイバイしたいから気合いを入れた。



メイクはいつも通り薄めにして髪をゆるく巻いた。



普段滅多に着ないワンピースを着たのは、最後くらい可愛い自分でいたかったから。


きっと今日、あたしは海里の前で泣くと思う。


別れなんて受け入れられていないけど、今のまま付き合っていてもツラいだけだ。



階段を下りてリビングの前を通った時、ガシャンと何かが割れる大きな音がした。