春。

アタシは高校に入学した。




遅刻する事も無く、

友達と一緒にクラス割を見ている...





「あー結季ー?同じクラスだー?」

「やぁ、分かんない。見えないんだもん」


アタシの友達の春日。

春日もアタシも背が低くて見えない。



でも春日は超、いや、かなりモテる。

すごく可愛い顔をしていて仕草も可愛い.....


け・ど!







かなり毒舌だ。


「結季!そろそろ見えるっしょお?」


春日は自分の茶色いクルクルヘアーをいじりながらアタシに言った。



・・・・んもう、自分で見ろぃ!!


「あーアタシA組だ。」

「そんなの聞いてないよ」




なんだいそれ。

「春日名字なんだっけ?」

「白河だけど」




し・・・し....

「あ、春日も同じだっ!!!」

「マジで?!やった!!!」


喜んだときは本当に可愛いんだけどなーぁ。