「俺と美海は今日会ったのが初めてじゃないんだ。幼い頃に会っている。俺の両親は出来のいい息子がほしかったらしく小さい頃から習い事ばっかの毎日だったよ。最初は俺に期待してくれてるだから頑張らなくちゃと思ってた。でもな、何事もうまくいかなくなった時、なにしてんだろうってなにがしたいんだろうって思うようになった。そんな時、この公園にきたら美海、おまえがいたんだ。一目惚れだったよ。美海は俺と遊んでくれて笑った時の笑顔が本当に大好きだった。いきなり引っ越しすることになって美海に言うことが出来なかった。俺はどうしても美海に会いたくて、両親に頼み込んでこの時期に転校生としてきたんだ。美海がどこの高校かなんて全くわかんなかった。とりあえず入った高校にいたんだ。でも、驚いたよ。たまたま入った高校にいるし、クラスにもいたから。美海見た時、すぐわかったさ。でも美海は俺のこと覚えていないし、笑ってさえしていなかった。なぁ、美海。おまえが笑わなくなった理由はなんなんだ?どうしていつも一人でいるんだ?どうして誰も頼らないんだよ!」
と、彼は言った。
わたしはなにがなんだかよくわからなかった。

