嫁!約束!
さすがにそれは、来たーっ!
え?なに?
それって、結納みたいなもんやん!
キャーッ!!!
……って!待ったーっ!
飛躍し過ぎちゃうか?
私たち、「付き合う」を通り越してますけど~?
「これから、彼氏彼女?」
私がそう確認しようとすると、彩乃くんは首をかしげた。
「ピンと来いひんな、彼女とか恋人とか。……俺のもん。昔も今も未来も。あかん?」
うわ~、オレサマ~。
彩乃くんって、実はものすごーくワガママやと思う。
でも、好(す)いたらしい。
とてもかなわない。
「あかんことない。うれしい。」
私の言葉に、彩乃くんはニコーッと笑った。
かわいい笑顔。
美人はいいなあ。
笑っても怒っても、綺麗。
「放課後とか土日、無理のない程度に逢えたらうれしい。まあ、当分はお稽古ばかりで、あきはつまらんやろけど。」
私は、ぷるぷると首を横にふる。
「お稽古、見せてもらえるの、うれしい。私、土曜は学校やし、放課後も生徒会の仕事とお茶とお華のお稽古もあるけど、それ以外は、寄せてもらおうっと。あ、でも、ここは来たら怒られる?」
彩乃くんは、肩をすくめた。
「俺はかまへんけど、微妙。あきが嫌な想いするかも。……まあ、家でもお稽古できるし。」
彩乃くんは、スッと立ち上がって、自分の荷物の中から携帯を出して時計を見た。
「悩ましいな。夕べ遅くなったし今日はもう帰り。……て言うべきやねんろうけど……」
彩乃くんが、おもむろに私のほうを見る。
ほら、その流し目!
彩乃くんは無意識なのかもしれないが、私の心臓にはかなり堪える気がする。
「家、来ぃひん?」
「えっ!いきなり!」
彩乃くんは、不本意そうに
「俺、お稽古せなあかんねん。でも、あきといたいねん。たぶん、あきに見てて欲しいねん。ココやと、時間の感覚なくなるから、また、遅くなってしまうかもしれん。家やったら、母親が時間区切ってくれるやろし、親父が送ってくれるやろうから安心やし。」
と言った。
「多少遅くなっても自力で帰るよ?駅から10分かからへんし。」
彩乃くんの「あまったれ」ぶりに面食らいながらそう言ってみたけど、聞いてもらえなかった。
「俺が心配なん。今すぐ独りで帰るか、俺と家に来るか、どっちか選んで。」
「横暴やなあ。」
私は、つい苦笑する。
「でも、私もお稽古見たい。いきなりお邪魔しても、ほんまに迷惑ちゃう?」
「大丈夫。うち、客多いから慣れてる。」
彩乃くんは、うれしそうにそう言うと、お稽古場を片付けはじめた。
……お着物のことも、お母さまにお願いして、彩乃くんを説得してもらおう。
さすがにそれは、来たーっ!
え?なに?
それって、結納みたいなもんやん!
キャーッ!!!
……って!待ったーっ!
飛躍し過ぎちゃうか?
私たち、「付き合う」を通り越してますけど~?
「これから、彼氏彼女?」
私がそう確認しようとすると、彩乃くんは首をかしげた。
「ピンと来いひんな、彼女とか恋人とか。……俺のもん。昔も今も未来も。あかん?」
うわ~、オレサマ~。
彩乃くんって、実はものすごーくワガママやと思う。
でも、好(す)いたらしい。
とてもかなわない。
「あかんことない。うれしい。」
私の言葉に、彩乃くんはニコーッと笑った。
かわいい笑顔。
美人はいいなあ。
笑っても怒っても、綺麗。
「放課後とか土日、無理のない程度に逢えたらうれしい。まあ、当分はお稽古ばかりで、あきはつまらんやろけど。」
私は、ぷるぷると首を横にふる。
「お稽古、見せてもらえるの、うれしい。私、土曜は学校やし、放課後も生徒会の仕事とお茶とお華のお稽古もあるけど、それ以外は、寄せてもらおうっと。あ、でも、ここは来たら怒られる?」
彩乃くんは、肩をすくめた。
「俺はかまへんけど、微妙。あきが嫌な想いするかも。……まあ、家でもお稽古できるし。」
彩乃くんは、スッと立ち上がって、自分の荷物の中から携帯を出して時計を見た。
「悩ましいな。夕べ遅くなったし今日はもう帰り。……て言うべきやねんろうけど……」
彩乃くんが、おもむろに私のほうを見る。
ほら、その流し目!
彩乃くんは無意識なのかもしれないが、私の心臓にはかなり堪える気がする。
「家、来ぃひん?」
「えっ!いきなり!」
彩乃くんは、不本意そうに
「俺、お稽古せなあかんねん。でも、あきといたいねん。たぶん、あきに見てて欲しいねん。ココやと、時間の感覚なくなるから、また、遅くなってしまうかもしれん。家やったら、母親が時間区切ってくれるやろし、親父が送ってくれるやろうから安心やし。」
と言った。
「多少遅くなっても自力で帰るよ?駅から10分かからへんし。」
彩乃くんの「あまったれ」ぶりに面食らいながらそう言ってみたけど、聞いてもらえなかった。
「俺が心配なん。今すぐ独りで帰るか、俺と家に来るか、どっちか選んで。」
「横暴やなあ。」
私は、つい苦笑する。
「でも、私もお稽古見たい。いきなりお邪魔しても、ほんまに迷惑ちゃう?」
「大丈夫。うち、客多いから慣れてる。」
彩乃くんは、うれしそうにそう言うと、お稽古場を片付けはじめた。
……お着物のことも、お母さまにお願いして、彩乃くんを説得してもらおう。



